別記事でUSCPAの難易度について、できるだけ客観的な情報を元に徹底的に解説しましたが、今回は、完全にブログ主の感じた独断と偏見に満ちた難易度についてご紹介します(笑)
はじめに
今回は、完全に主観的なUSCPAの難易度をお話しさせて頂きますので、客観的・統計的なUSCPAの情報を知りたいという方は、こちらの記事を熟読してください。
USCPAを徹底解明!簿記などの他資格との難易度を比較検証!
完全に主観的なUSCPAの難易度
他の資格との比較
過去に僕の取得・学習した資格・経験について、以下のものをこれまでに取得してきました。
<会計>
- 簿記3級
- 簿記2級 ※学習のみで未受験(フィリピン留学中であったため)
- USCPA
<IT>
- CCNA:CISCO社が認定するネットワーク系の入門的資格
- ITIL v3 Foundation:IT運用についての入門的資格
- 応用情報技術者試験:高難度資格で専門に特化しない総合的な試験では最難関クラス
<語学>
- TOEIC 690点→850点:皆さんご存じ、日本人が大好きなTOEIC
- IETLS overall 5.5→ 6.5:海外留学、海外就職、海外移住などの際に必要となる英語力を測るための国際的なテスト
<その他>
- 大学受験 偏差値40~45 → 立命館大学理工学部
今回は、上記の資格などと比較して、USCPAを合格するまでにどれくらい時間がかかったか比較してみたいと思います。
以下のグラフが僕が実際にかけた学習時間をまとめたものになります。これが、僕にとっての他の資格との難易度の違いを端的に表しており、ほぼ結論といっていいでしょう。
簿記3級
簿記3級は、働きながら2週間(推定50時間程)で満点合格しています。このときは、TAC社の講義を受け、問題集を1週だけして合格しています。
簿記2級
USCPAを学習する10ヶ月前に、働きながら2ヶ月かけて授業の受講、問題集2週、過去問演習(併せて推定150時間)をしています。この際、同様にTAC社の教材を使って学習しました。
退職後、すぐにフィリピン留学をしたため、簿記2級の受験はできていないです。但し、受験したら合格していたという確固たる自信はあります(笑)。
CCNA
会社の研修で2週間学習(推定100時間)をして合格しています。
ITIL v3 Foundation
同様に会社の研修で1週間学習(推定50時間)で合格しています。
応用情報技術者試験
退職時に有休消化時にTAC社の講義を視聴、フィリピン留学中の空き時間で問題を演習して、1ヶ月程度の学習(推定100時間)で合格しています。
注意点ですが、僕の場合はSIerでシステムエンジニアとして3年半働いています。上述しましたが、一般に応用情報は高難度資格で、専門に特化しない総合的な試験としては最難関クラスと言われています。
基本情報技術者試験の知識があれば200時間~。最初から始めるなら500時間(半年)~はかかると言われています。
TOEIC
働きながら6ヶ月で690点→850点(推定360時間)この数字はかなり曖昧です。単語帳1冊、Part5対策で1冊、公式・非公式問題集3冊ぐらいをやりました。
余談ですが、TOEICを学習しても全くしゃべれるようにはなりませんし、英語力が上がったと言うよりはTOEICで高得点が取れるようになったという感じです。
単語と文法で基本を押さえてから、後は問題集を演習して、試験形式に慣れれば、すぐにTOEICの点数が上がったという感じでした。850点取得後も学習の継続を続けて、フィリピン留学前には、870点まで上げています。
IETLS
7ヶ月のフィリピン留学中に、最後の3ヶ月間で英語学習に専念して、IELTSの対策を行いました。IELTSは日本では知名度がほとんどないかもしれませんが、TOEICと比べると4技能(Listening, Reading, Writing, Speaking)あるため、思った以上に難しいです。スペリングも覚えていないとListeningやWritingで失点してしまうので、僕の場合は、非常に苦戦しました。加えて、Speakingも苦手でしたので・・・
IETLSでは平均点のスコアを表す際に、”overall”と言いますが、僕は、IELTS overall5.5→6.5に上げるために、約600時間(3ヶ月)かかりました。
USCPA
フィリピン留学後に約7ヶ月かけて全科目合格を果たしましたが、学習時間は、実測で1500時間かかりました。正直に言ってしまえば、僕がこれまでの人生で受けてきた資格と比較してダントツで大変だった資格です。
簿記2級の約10倍、応用情報の約15倍の労力と時間をかけています。
正直に言うと、USCPAはインターネットの情報を見ると1000時間程度が平均という情報が散見されていたので、僕は学習し始めた段階では、1000時間ぐらい見込んでおけば大丈夫だろうと考えていました。
比較的、資格や勉強を得意としていたので、平均を下回ることはないだろうと考えていました。
結果、蓋を開けてみたら1500時間かかってしまいました。僕の場合、短期で全科目合格をできればそれでよかったものの、見込んでいた時間(1000時間)を遙かにオーバーしており、完全にUSCPAという資格の難易度を過小評価していました。
想定の1.5倍、500時間オーバーって・・・(泣)
大学受験
参考までに大学受験についても、記載しておきます。尚、資格ではないですし、内容的に比較対象にはなりにくいので、上のグラフには入れていません。
自己紹介の記事でも記載していますが、僕は、高校3年夏から偏差値40~43から立命館大学理工学部に進学しています。
高校3年まで全く勉強をしたことがないという状況だったので、全ての科目(7科目)を完全に一から学習をしています。英語に至っては、本当に中学1年から全部勉強し直しました。
USCPAと大学受験の経験を比較すると、さすがに大学受験の方がハードでした。大学受験では1年半かけて、毎日、休みなく学習していましたし、勉強すること自体に慣れておらず、勉強のやり方もよくわからない状態でした。
USCPAの量の2倍ほどは、このときに勉強していたと思います。
大学受験とUSCPAの難易度の比較は出来ませんが、僕にとって、この大学受験を除けば、USCPAほど勉強したことはありません。
結論
以上を元に、僕の完全な主観的意見では、USCPAの難易度は「かなり難関」という評価です。他の所謂、日本人に人気のある資格と比較して、僕にとって難易度の桁が違いました。
この試験簡単に合格したとか言っている人、相当ハイスペックな方に間違いないですね。
比較対象が公認会計士や税理士と比較して、「相対的に簡単」というならわかりますが、世間一般で言う資格の部類では、間違いなく難関資格です。
なぜ、世間一般でUSCPAの学習時間が1000時間と言われているかというと、独断と偏見混じりで、ぶっちゃけてしまうと以下のような理由じゃないですかね?
- 予備校の完全なるセールストーク(A社、T社など)
- 日本ではまだまだマイナーな資格であるため、難易度が正しく認知されていない
- ハイスペックな試験合格者により簡単だと誇張されている
- 合格者の多くは学習開始時に既に会計系の資格を取得しており、学習開始時点で英語力も高く、関連する領域でバックグランドがある中年層が多いため(2014年:日本人受験者の平均年齢36歳)
最後に
今回は、独断と偏見がたっぷりと入った難易度についてのご紹介でした。USCPAの客観的な難易度については、この記事ではなく、冒頭で紹介した別記事をしっかりと読んでください。そっちにちゃんと難易度については書いてありますので!(笑)
USCPAを受験するか考え中の方、是非、一度、最大手の予備校(アビタス社)で実際に話を聴いて見るのよいと思います。インターネット上では、手に入らない貴重な情報が多く得られるはずです。
USCPAの予備校の選択肢としては、主に4校ありますが、実質的に、アビタスまたはTACのどちらかを利用すれば間違いないです。上記、リンクを貼っておきますので、是非一度、資料請求もしくはセミナーへの参加をしてみることをおすすめします。
セミナー予約をすると特典がありますので、直接、予備校に行くのではなく、セミナーに参加するのがおすすめ!直接予備校に行くと特典が貰えませんよ!
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