USCPA

USCPAを徹底解明!簿記などの他資格との難易度を比較検証!

近年、会計系の資格で注目を集めている米国公認会計士(USCPA)ですが、受験を検討されている方に向けに、この資格の難易度について、本記事で徹底的に解説したいと思います。

一部、途中の表がスマホからだとほぼ見えないところがあります。表の詳細が見たい方は、パソコンもしくはタブレットでご覧ください。

USCPA(米国公認会計士)とは

グローバル人材に必須スキルの「語学力と専門性」を同時に身につけることができることから、USCPA(米国公認会計士)は近年注目を集めている資格の一つです。以下、アビタスHPからUSCPAの説明を抜粋します。

USCPA(U.S. Certified Public Accountant, 米国公認会計士)は、米国各州が認定する公認会計士資格です。

その歴史は、ニューヨーク州において公認会計士制度が創設された1896年にまで遡ることができ、第1回公認会計士試験が施行された1917年から数えて100年近い歴史を誇ります。

米国の資格でありながら、日本をはじめ世界中の様々な業種、職種、年齢の方が就・転職、キャリアアップなどのさまざまな目的でUSCPA試験にチャレンジされています。

このことからもUSCPA(米国公認会計士)は、世界で最も広く認知されたビジネス資格と言っても過言ではありません。

USCPA(米国公認会計士)資格の大きな魅力は、活躍の場の広がりです。たとえば現在AICPA(米国公認会計士協会)に登録している会員は、34万人を超えますが、会計事務所で監査業務等に従事するUSCPAは、全体の4割に過ぎません。

その他の6割は事業会社や官公庁で会計・財務を中心とする幅広いポジションで活躍しており、経営職としてCFO(最高財務責任者)さらにはCEO(最高経営責任者)といったポストに就く例も決して少なくありません。

(出典:アビタスHP)

試験制度

USCPA試験とは、2004年よりペーパーベースの試験からコンピュータ形式(CBT)の試験に移行しました。加えて、2011年より日本での受験が可能となり、学習の進捗に合わせて、日本国内の試験会場(プロメトリックセンター)で科目単位で受験することができるようになりました。

日本国内の他の試験と比べ、自分のペースで学習を進めて受験できるという点では、USCPA試験は、受験者にとってやさしい試験制度になっています。

試験科目

USCPAの試験科目は、4つ(FAR、BEC、AUD、REG)に分けられ、財務会計から経済学、ファイナンス、IT、監査、税法など幅広い知識が求めれます。

  • FAR:①企業会計、②政府会計、非営利組織会計
  • REG:①税法、②ビジネス法
  • AUD:①監査・証明業務、②職業倫理
  • BEC:①コーポレートガバナンス、②経済学、③ファイナンス、④IT、⑤管理会計

出題形式と配点

出題形式は、4択問題であるMC問題、総合問題であるTBS問題、記述形式のWC問題の3種類に分かれます。USCPAでは、試験の問題文や回答(選択・記述)は全て英語になります。但し、記述形式のWC問題があるのはBECの科目だけになります。

f:id:yosso-cpa:20180308224613p:plain(出典:アビタス社HP USCPA試験の概要)

科目合格制度

科目受験が可能ではありますが、科目合格には18ヶ月(1年半)という有効期限があります。そのため、始めに合格した科目から18ヶ月以内に残りの3科目を合格できなければ、最初の科目の合格実績は失効(Expire)してしまいます。

最終科目の合格前に、科目が失効してしまった場合は、再度、失効した科目を受け直さなければいけません。

USCPAの合格率

全受験者の科目別合格率

USCPAの合格率については、AICPA(米国公認会計士協会)から公表されており、科目別の合格率は約50%(44%~56%)と高い合格率となっています。ここで注意いただきたいのは、この合格率は全受験者のデータであり、日本人受験者のデータではない点です。

加えて、これは科目毎の合格率であり、全科目をしっかりと合格する人の割合はもっと低くなります。

USCPA試験は受験要件(学位や必要単位)があるため、米国でUSCPAの試験を受ける人の多くが、大学/大学院で会計を専攻した人、MBAを取得した方が受験をしています。こういったエリート層が、キャリアアップを目指して、働きながら試験を受験しているため、比較的に高い合格率(50%前後)があります。

  • 2017年 FAR合格率:44.42%
  • 2017年 BEC合格率:52.99%
  • 2017年 REG合格率:47.24%
  • 2017年 AUD合格率:48.59%

全受験者の合格率と日本人受験者の合格率のデータについては、「USCPAブロガーのやじやじさん」が既に記事にまとめているので、ご紹介致します(本記事で2度目のご紹介になります(笑))。

USCPA(米国公認会計士)の本当の合格率を暴く

日本人受験者の割合

2014年の日本人受験者の人数は1799人で、全体の約2%になります。外国籍(アメリカ人以外)の中では、最多の受験者を誇ります。次いで、韓国人受験者が1,306人、中国人受験者が1,016人と続きます。ちなみに日本人の合格率は26位/30ヶ国中です(笑)

  • 2014年 全受験者:91,380人(100%)
  • 2014年 アメリカ人以外の受験者:8,589人(9.4%)
  • 2014年 日本人受験者: 1,799人(1.97%)

日本人受験者の科目別合格率

日本人の合格率については、AICPA(米国公認会計士協会)から同様に公開されています。日本人の合格率のデータでは、少し古いですが、2014年が一番新しい公開されているデータとなります。

2014年の日本人の合格率は、大体、28%~38%と合格率はやや低い傾向にあります。また、受験者の平均年齢は約36歳と比較的に高めです。

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(出典:Candidate Performance on the Uniform CPA Examination)

全科目を合格する人の割合

以下のデータは全て、上述の「USCPAブロガーのやじやじ」のデータを載せさせていただきました。計算過程について興味のある方は、上述の記事をご参照ください。

データを見てみると、初回受験より(学習開始ではないですよ!)2年以内に合格している人は、全体では27.9%、日本人受験者では15.5%となっています。

USCPAを受験して、全科目合格までたどり着いている人は、意外に少ないことがわかります。

UCPAの合格率が約50%というのは、予備校マジックですね。これは、全受験者の科目別の合格率になります。

全受験者 日本人
初回受験より1年以内の全科目合格率 16.6% 5.3%
科目失効を経験なしの合格率 25.9% 12.7%
初回受験より2年以内の全科目合格率 27.9% 15.5%
2014年全科目合格率 28.1% 18.1%

学習時間

一般的な必要学習時間

USCPAを合格するまでに必要な学習時間について、予備校(アビタス&TAC)では、一般的に約1000時間あれば合格可能であると判断できる記載があります。

個人的な見解も入りますが、大抵の人は学習時間が1000時間程度で十分と判断するのは早計でしょう。

恐らく予備校のいうアンケートを元に1000時間程度というのは、合格率が20%以下の4科目合格者に対してのデータ、もしくはさらに加工されたデータ(一部のFailを多数経験されて学習が長期化された方を除くなど)だと考えられます。

当然ですが、受験者の学習開始時点での英語力、会計知識により大きく学習時間は左右されます。加えて、学習時間にしても実際に測定していなければ、感覚的にどれくらい学習したかのアンケートで終わってしまうので、あまり参考にはならないのではと感じます。

USCPA学習に必要な前提知識

USCPAを学習するにあたって、英語力と会計知識はある程度必要になってきます。個人的な見解では、USCPAをしっかりと全科目合格まで行き着くには、英語力はTOEIC750点、できれば800点はあった方がよいと感じます。

必要な前提知識
  • 英語力:TOEIC800点程度以上(Readingで400点が目安)
  • 会計知識:簿記2級

ちなみに学習可能な英語力というとハードルはかなり下がります。TOEIC600~700点であっても日本語教材をベースに進める場合、英語力がなくても論点を理解して、MC問題も解いて学習を進めることができます。

但し、英語力が高く求められる科目(BEC、AUD)を合格するのが非常に難しいため、英語力がなくても比較的合格しやすい科目(FAR、REG)に合格しても、BECやAUDを突破することが出来ず、FAR、REGの合格実績がExpireしてしまう可能性が高まります。そのため、英語力があまりない状況ではUSCPAの受験はおすすめできません。

会計知識については、税効果会計や連結決算などが既に入っている簿記2級を押さえておけば、十分にUSCPAを学習する下地ができていると思います。

他資格との必要学習時間と合格率の比較

以下の表は、東京CPA会計学院が公表している必要勉強時間の目安になります。これを見ると、超難関資格といわれる3大国家資格「司法試験」、「公認会計士」、「不動産鑑定士」などと比較してみると、USCPA試験は比較的取りやすい資格と判断できます。

ここでは、USCPAは1500時間、合格率35%と記載されています。但し、ここでのUSCPAの合格率は、科目別の平均合格率を参照しているようです。実際には、全科目合格しているのは20%以下ですので、この辺については現実と乖離があるでしょう。

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(出典:東京CPA会計学院 資格難易度ランキング!勉強時間&合格率から考察する!)

USCPA、会計系資格、TOEICの学習時間の比較

USCPA、会計系資格、TOEICでの学習時間の目安について、以下のグラフにまとめてみました。

USCPAでは、予備校の開示している1000時間を標準的な学習時間としました(1000時間はかなり怪しいですが・・・)。公認会計士や税理士の方では700~800時間、その他の合格者では1200時間~1500時間の方もかなり見受けられたため、学習時間は700~1500時間としてグラフにしています。

日本国公認会計士では、一般に、最短で3000時間、2年で合格する場合は、最低でも4000時間以上必要と言われています。一方、UACPAについては、予備校では一般に約1000時間と言われていますので、日本国公認会計士と比べると遙かに目指しやすいと言えます。

簿記1級が500時間~600時間(簿記2級を取得済みの人の場合)と言われるので、学習時間で見ればUSCPAは簿記1級の約2倍程度と言えます。

TOEICのデータについては、フィリピン留学で有名なサウスピーク社が公開しているTOEICでのスコアアップに必要な時間を引用しました。

USCPAの正味の学習時間は、「TOEIC800点+簿記2級」を取得したレベルでスタートして、20%の方が1000時間~1500時間かけてゴール(全科目合格)までたどり着くとイメージするのが良いと思います。

ここまでご覧になって、USCPAの難易度が何となくわかってきたでしょうか?

でも、僕はそもそもUSCPA取ろうとしている方のスペックって、結構高いと思うんですよね~

「もう少し情報がほしいなぁ」と思った方のために、さらに合格者の情報を深掘りしていきましょう!この記事はまだ続きますよ~(笑)

試験合格者のデータ

USCPA合格者の学習時点の英語力、会計知識、学習期間について、調査しました。某サイトの公開している試験合格者のデータ(100名)を表にしました。2014年以降に全科目合格した方のデータをできる限り集めて、TOEICの点数を基準に昇順に並べ替えました。

是非、ざっと合格されている方を確認してみてください!

データ量が多いため、以下のボタンを押したら表示できるようにしてあります。スマホからだとほぼ見えない点はご了承ください。

【備考1】F:FAR、B:BEC、A:AUD、R:REGを示しており、数字は受験回数を示しています。ex. “2” → 2回目で合格
【備考2】TOEICの点数がない方のデータは、英検の取得や海外経験から推定される最低限の英語力のところに入れました。
【備考3】統計値として、100件と少しボリュームが少ないですが、十分参考になるデータになっていると思います。母数が少ないため、以降の解説では多少誤差によるブレがありますので、その点につきましては予めご承知おきください。

内容を表示
学歴 Toeic/資格 F B A R 学習期間 備考
1 神戸 500 / – 6 3 5 5 4年 中小企業診断士
2 500 / – 3 5 3 2 5年 外資系、経理15年
3 500 / J-CPA 1 2 1 1 2年4ヶ月 英語力なし
4 – / J-CPA+BATIC Accounting Manager 6年半 監査法人勤務
5 桜美林 500 / 簿記2級 3 5 4 1 2年半 英語は日常会話程度
6 早稲田 500/BATIC969 1 3 2 1 2年
7 日大 500 / 簿記2級+BATICアカウンタント 1 4 4 2 2年 留学経験あり
8 法政 527 / 簿記1級 1 1 1 1 1年6ヶ月 公務員、英検2級(≒TOEIC527)
9 法政 535 / 簿記1級 1 1 2 2 1年半 経理
10 日大 550 / 簿記2級 1 1 3 1 2年間 経理
11 東北大 550 / 税理士科目(財) 1 5 1 3 4年
12 高卒 600 / 簿記2級 4 4 4 3 4年
13 新潟 620 / BATIC863 1 2 1 1 1年2ヶ月
14 650 / – 1 1 2 2 2年半 証券アナリスト
15 神戸 665 / 税理士 1 1 2 1
16 650 / 税理士挑戦 1 2 3 1 外資系メーカー
17 神戸大学大学院 700 / – 1 1 2 1 2年 国家公務員、英語:日常会話に困らないレベル
18 慶応 700 / 簿記2級 1 2 1 1 1年10ヶ月 アメリカの語学学校と両立
19 725 / 税理士2科目 1 1 7 6 5年半
20 明治 750 / J-CPA 1 1 2 2 2年
21 日大 713 / 簿記2級 4 1 4 2 2年+α 英検準1級(TOEIC≒713)
22 京大 715 / 簿記2級 1 1 1 1 1年11ヶ月
23 早稲田 725 / – 1 1 1 1 2年半
24 早稲田 745 / – 3 2 2 3 1年半
25 慶応 750 / 簿記3級 8 12 10 4 5年以上 他校で10回以上Fail
26 760 / 簿記2級+BATICコントローラー 1 2 2 3 1年2ヶ月
27 筑波 770 / 簿記1級 1 2 1 4 メーカー財務部門
28 横浜国立 780 / 税理士4科目+EA 1 1 1 1 1年8ヶ月
29 慶応 780 / 簿記2級+証券アナ 1 1 4 3 2年2ヶ月 資産運用
30 795 / 簿記2級 1 1 2 2 1年半 経理
31 800 / – 1 1 1 1 2年2ヶ月 仕事で英語使用、駐在経験有
32 明治 800 / 簿記1級 2 1 4 3 3年半 1年留学経験あり
33 800 / 簿記1級 1 2 2 1 3年半 業務上で半分英語、経理
34 800 / – 2 2 3 1 1年 経理、海外勤務
35 早稲田 800 / J-CPA 1 1 1 1 1年3ヶ月 監査法人勤務
36 800 / 簿記2級 1 2 2 2 1年半 ファイナンス部門
37 上智 800 / – 2 1 1 2 4年半
38 一橋 800 / – 1 1 1 1
39 800 / 税理士科目(財)+BATICコントローラー 1 3 4 3 2年半 7年経理
40 800 / 簿記2級 2 1 2 1 2年
41 神戸 800 / J-CPA短答、簿記1級 3 3 3 2 1年半 会計コンサル
42 岡山 800 / 簿記2級 1 2 1 2 6年 他校で5年学習
43 New Haven 810 / – 4 3 4 3 5年半 留学経験あり
44 早稲田 810 / 簿記2級 2 3 1 1 5年 銀行勤務
45 815 / USCMA 1 1 2 3 2年 経理
46 840 / J-CPA 1 1 1 4 2年間 監査法人勤務
47 早稲田 850 / 簿記2級 1 1 3 1 2年 外資コンサル
48 850 / J-CPA 3 5 6 3 2年6ヶ月 会計事務所勤務
49 860 / 簿記2級+BATICコントローラー 2 3 1 1 3年半
50 860 / 簿記3級 1 1 3 1
51 860 / 簿記2級 1 1 1 1 1年半
52 慶応 875 / 簿記2級 2 2 2 1 1年半
53 上智 880 / – 3 4 7 2 12年 英検1級
54 880 / 簿記2級 1 1 2 1 2年 経理
55 885 / – 1 1 1 2 1年10ヶ月 経理、英検準1級、海外駐在経験
56 900 / – 1 1 1 2 1年7ヶ月 アメリカの大学院修了
57 Soka 900 / 簿記2級 1 1 1 1 1年5ヶ月 米国大卒
58 900 / 税理士 1 1 1 1 1年 留学・駐在経験あり
59 国際大学 900 / – 1 1 1 1 2年 会計事務所勤務、英語:流暢、会計専攻、MBA(ファイナンス)
60 900 / 簿記2級+BATIC Accounting Manager 1 1 1 1 2年
61 900 / 税理士 1 1 1 1 6ヶ月 大手税理士法人 米国会計・税務担当
62 900 / 簿記2級 1 1 3 2 1年3ヶ月
63 玉川/Selkirk 900 / 簿記2級 1 1 1 1 1年半
64 首都大学東京 900 / – 3 3 4 1 2年
65 国内MBA 900 / 税理士科目合格 1 1 1 1
66 900 / 簿記2級 1 1 1 1 経理/経営企画、業務上US-GAAS使用
67 東京外大 900 / – 2 1 1 2 1年1ヶ月
68 京大 900 / 簿記2級 1 1 1 1 1年4ヶ月
69 920 / 複数会計系資格取得 3 1 4 2 1年10ヶ月 英検1級
70 立教 経営 905 / 簿記2級 1 1 1 2 1年半
71 早稲田 905 / J-CPA 1 2 1 1 6ヶ月半 監査法人勤務
72 Indiana 905 / – 1 1 2 2 1年2ヶ月 会計/財務専攻、仕事なし
73 立教 経営 910 / 簿記2級 1 1 1 1 1年10ヶ月 経理
74 東大 910 / CFA 1 1 1 1 1年半 資産管理会社
75 910 / 税理士 1 1 1 1 1年1ヶ月 税理士法人
76 獨協 910 / 簿記2級 1 3 1 2 1年半 米国留学1年
77 一橋 915 / – 1 1 1 1 1年+α 金融機関勤務
78 Lancaster 915 / 簿記2級 2 1 2 1 1年10ヶ月
79 915 / 簿記2級 1 1 1 1 1年半 内部監査部
80 920 / 税理士 1 3 2 1 8ヶ月
81 東大 920 / 簿記2級+証券アナ 3 4 3 3 3年半 政府系金融機関、英検1級
82 慶応 925 / J-CPA 1 1 1 1 10ヶ月 大手税理士法
83 九州大 930 / 税理士 1 1 2 2 4年
84 東大 930 / 簿記2級 1 1 1 1 8ヶ月
85 930 / – 1 1 2 1 1年11ヶ月
86 935 / 簿記2級 1 1 1 1 1年半 経理
87 950 / J-CPA 1 1 1 1 10ヶ月 会計事務所勤務
88 慶応 950 / 簿記1級 2 2 1 1 1年 経営企画
89 960 / 簿記2級+CIA 2 2 5 2 メーカー 内部監査
90 大阪 960 / 簿記2級、BATIC993 1 1 1 1
91 東工大 960 / 簿記3級程度 1 1 1 1
92 965 / 簿記2級 1 1 3 1 1年半
93 慶応 970 / J-CPA 1 1 1 1 1年 監査法人
94 慶応 970 / 簿記1級 1 1 1 1 2年7ヶ月
95 早稲田 975 / 簿記3級 1 1 2 1 2年弱
96 一橋 975 / BATIC 871 1 1 1 1 1年9ヶ月
97 国際基督教 985 / 簿記2級 1 1 1 1 2年2ヶ月 2年留学
98 990 / 簿記2級 1 1 1 1 2年3ヶ月 外資系ファイナンス
99 東大 院卒 990 / – 1 1 1 1 1年4ヶ月
100 慶応 990 / 簿記2級 1 1 1 1 3.5年 英検準1級

試験合格者の英語力・会計知識・学習期間のまとめ

上記の表をわかりやすく分析するために、以下の表にまとめました。100名のデータがあるが、一部、受験回数が判断できないものは、受験回数や学習期間を出す上で除外しています。

また、TOEICの点数が明確でないものは、経験から想定される最低レベルのTOEICの点数を用いて調整を行っています。

TOEIC 人数 平均受験回数 学習期間(月数)
FAR BEC AUD REG 合計
900~ 45 1.22 1.27 1.49 1.24 5.22 19.1
800~895 25 1.64 1.88 2.36 1.76 7.64 29.8
700~795 14 1.86 2.07 2.86 2.43 9.21 28.2
600~695 5 1.6 2 2.4 1.6 7.6 30.7
~595 10 1.9 3 2.6 1.9 9.4 35.8
合計 99 1.51 1.75 2.06 1.63 6.94 24.9

平均受験回数について

平均受験回数を確認すると、AUD>BEC>REG>FARの順で多くなっている。AUDは、平均で2.06回の受験となっており、日本人が最も苦手とする科目はやはりAUDのようである。

また、英語力が下がるほどBECをAUDと同様に苦手とする傾向があるようです。

全体の受験者の平均受験回数は、6.94回であり、合格までに3回Failしているのが平均になります。

英語力と学習期間について

試験合格者の英語力については、学習開始時点でTOEIC平均812点でした。TOEICが800点以上の方は全体の70%であり、やはり、試験に合格している方は開始時点で元々高い英語力を持つケースが多いことがわかります。

一方、USCPA合格者の平均学習期間は約2年1ヶ月です。900点以上の方は、学習期間の平均も1年7ヶ月ほどであり、比較的短い期間で全科目合格までたどり着いています。

800点以上900点未満のグループでは、試験期間が長期化している傾向が見受けられ、全ての科目で平均受験回数が増えています。

特にAUDの合格率も900点を境に壁があるように見受けられます。

900点未満では、合格までの期間が約2年半が平均値となっています。

仮に平均週10時間程度学習していると仮定しても、約1300時間ほど学習していることになります。

さすがに、週10時間程度では合格できないでしょうから、週15時間とおくと約2000時間弱となりますね。

英語力と会計系資格のマトリックス図

英語力と会計系資格の相関関係がわかるように表にまとめました。100人中73名の方が簿記2級以上の資格を既に取得した状態で学習をスタートしていることがわかります。また、会計系の資格を持っていない方は、経理で実務経験がある方や証券アナリスト、金融機関勤務の方、留学・駐在経験者などが見受けられました。

約80%の方が会計系資格があるもしくは会計・ファイナンスのバッググラウンドがある方であることがわかります。

TOEIC 人数 J-CPA 税理士 簿記 BATIC
有資格 短答 有資格 科目合格 1級 2級 Controller Accountant Mgt.
900~ 45 4 5 1 2 20 2(1) 1(0)
800~895 25 3 1 1 3 9
700~795 14 1 2 1 6 1(0)
600~695 5 1 1 1 1
~595 11 2 1 2 3 2(0) 1
合計 100 10 1 6 6 8 39 6(2) 2(1)

※BATICのかっこの中の数字は、簿記2級以上の資格を持っていない人の数です。ex. 6(2)→簿記2級以上の資格を持つBATIC Controller資格保持者が4名、簿記の資格を持たないBATIC Controller資格保持者が2名

学歴について

100件のデータの表を見られた方は、既にご存じだと思いますが、USCPA合格者の学歴はかなり高いです。

全ての方の学歴はわかりませんが、学歴を公開している方を見てみるとほぼ難関大学、海外の大学を出身とする人が大多数を占めています。

【まとめ】USCPAの難易度

これまでの情報を総括すると、USCPAは公認会計士などの超難関資格と比べると比較的に合格しやすい試験である一方で、正味の日本人受験者の合格率、合格者の学習開始の前提知識(英語+会計知識)、学習期間を考慮すると、高難度の資格であると判断できます。

  • 2014年日本人受験者の科目別合格率は28%~38%
  • 初回受験から2年以内に全科目合格できるのは15.5%
  • 学習開始時点で合格者のTOEICは平均812点、70%が800点以上
  • 学習開始時点で合格者の70%超が簿記2級以上の資格を有する
  • 合格者の平均受験回数は7回(3回Failしている)
  • 合格者の学習期間は2年1ヶ月が平均値(予備校の学習時間1000時間は懐疑的)

USCPA合格を目指すならおすすめしたい予備校

最後に実際に僕が利用した予備校のアビタス社について、ご紹介します。

上述の内容を元にご判断いただき、難易度は結構高そうだけどそれでもUSCPAに挑戦したいと思っている方は、是非、USCPAの実績が一番あるアビタス社を第1候補として考えてください。

以下のリンクから資料請求とセミナー予約が出来ます。セミナー予約をすると少しですが特典があります(僕の時は割引きがありました)。

USCPAを目指すならアビタス。

直接、予備校に行くのではなく、セミナーに参加した方がお得です!直接予備校に行くと特典が貰えません。

また、アビタス社を利用することを決めた方には、申し込み前の段階で、僕宛に問い合わせフォームよりご連絡頂くかTwitterでダイレクトメッセージを頂ければ、セミナー特典とは別に割引きすること(紹介割引)が可能ですので、是非、お気軽にご連絡ください。

USCPA受験中の方へ

USCPA受験中の方で、多くの方が必ずFailを経験しています。学習開始時点でTOECI900点以上、会計系の資格・バッググラウンドがある方でも、平均1回はFailを経験しています。

合格者の平均に至っては、合格までに3回Failしています。多くの方が、Failしても諦めずに継続して、学習開始から平均で約2年1ヶ月かけてゴールまでたどり着いています。

一度や二度、Failしても決して諦めず、全科目合格を勝ち取れるよう高いモチベーションを長期的に維持できるようにしてください。皆さんが全科目合格できるよう心から応援しています!

以上、ここまで長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

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